みなさん、こんにちは。
今日から、アメリカに行ってきます。
今回は1週間だけですが、
セドナ、LA、サンタバーバラに行って、
面白い人たちに会いながら、
仕事兼、作品撮りをしてきます。
毎年サンタバーバラは行っているのですが、
冬のカリフォルニアも久々なので楽しみです。
海から見たサンタバーバラ
サンタバーバラといえば、私の母校、
ブルックス写真大学があったところです。
ブルックスも、この写真業界不況のあおりを受けて、
2016年に、閉校してしまいました。
ほんと、この業界も大変です。
今日は、帰国後の話をさせていただきます。
1996年3月。
日本に帰国し、すぐに実家である小貫写真館に就職します。
当時の小貫写真館は、
まだまだ、旧態然とした写真館でした。
まあそりゃそうです。
帰ってきた翌日、
まだ、実家の仕事のやり方の右も左も分からないうちに、
父親から、
“次のお客さん撮影しろ!”
と言われたのです。
全くストロボの機材も違うし、
カメラも違います。
父親が手伝ってくれるのかと思いきや、
一人で撮影させられたのです。
結果は、大失敗・・・・
露出もよくわからず、
超オーバーの写真を撮ってしまいました。
当時は、ネガフィルムでの撮影だったので、
プリントで誤魔化すことができ、
とりあえず納品することができました。
(その時のお客様、本当にごめんなさい)
でも、この時の撮影は、しばらくトラウマになってしまいます。
この後も、スタジオでメインカメラマンとして撮影をしていくのですが、
自分の思った通りに撮れない日々が続きました。
ブルックス大学をトップで卒業したのに、
“なぜ、思ったように写真が撮れないんだろう?”
機材が違うからなのか?やり方が違うからなのか?
ひたすら悩みました。
結果的に、よくわかったのが、
ブルックス時代は、欧米人ばかり撮影していて、
帰国後は、日本人、しかも一般人ばかりだったということ。
その答えば、顔のつくり。
みなさんよくご存知の通り、
欧米人は彫りが深く、日本人はのっぺりとした顔です。
ライティング(光の当て方)、が適当でも、
欧米人は、かっこよく撮影ができます。(顔の彫りが深いので)
日本人は、光の当て方を繊細にしいないと、
顔の立体感が表現できずに、よりのっぺりとしてしまうのです。
この頃から、被写体によって光の当て方を変える!
というのを少しずつ意識し始めます。
(今のブランディングフォトの原型ですね。)
とはいえ、当時はまだまだ未熟で、
それ以前に、技術が伴わず、
本当に、それができるようになったのは、10年後のことになります。
そんな、帰国後も自分の未熟さに悩まされている中で、
私に多くの学びを与えてくれたのが、
若手写真館経営者の会。
PGC(パイオニアグリーンサークル)という団体でした。
このPGCという団体で、
撮影、経営、人間力を学んでいき、
日本での、写真の撮影方法を学んでいきます。
PGCについては、また次回お伝えしますね。
今日の教訓
“人によってやり方を変えよう!”
自分の思う通りにやろうと思っても、
思った通りにできないときは、
やり方が違っている可能性があります。
相手を見て、そしてその人に合わせて、
やり方を変えた方が、思ったような結果を残せるのです。
とはいえ、まずは、
“自分でこうしたい”というものを持っていなければ、ですが・・・
撮影においても、常に同じライティングでOKというわけではなく、
被写体やシチュエーションによってライティングを変えないと、
その人の魅力を引き出せなかったりします。
そのためには、基本的な知識と技術を持つことが必要になってきます。
森藤ヒサシ Hicky
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